誰もいないお店

連休2日目。今日はお昼からずっとお店で作業をしていました。

一年のうち365日あるなかで、おそらく完全にお店に入らない日は元日くらいです。

今年で15年目を迎えますが、オープンした年からずっと続いています。

オープン当初、お客さんが全くいなくて、お店の運営を一週間したときに「このままでは数ヶ月持たず潰れる」ということを確信しました。

何せ焙煎技術も無い、お客さんを迎えられる商品の幅もあるわけでもない、コーヒーの魅力を伝えるまでの知識や自信も無い。

だから、お客さんの信用も得られない。

売り上げが上がらないのと同時にモチベーションも下がる。

ですが、親に融資してもらった者として絶対にファイティングポーズを取って闘わなければいけない、腐りきってはいけないと思い、休みを返上して午前中4~5時間焙煎を練習し、お昼からは営業に回りました。

「休みの日にゆっくりしていられない」そのときの恐怖感がずっと根底にあり、それが15年目を迎える今でもあるのです。

ただ、年々当店を利用してくださるお客さんが増え、生活を成り立たせることが出来るようになり、認められたおかげで自信となり、また新しい豆を扱ったり、新しいことに取り組めるモチベーションとなって、僕の背中を後押ししてくれています。

このブログ記事のタイトル「誰もいないお店」。

15年前本当に怖くて仕方がなかった。

現在、休日の誰もいないお店でサンプルを焼き込んでみたり、新しい商品を考えてみたり、ゆっくり作業することが少し好きな時間となりました。

明日は連休明けの準備でアイドリング。6日からフルパワーで仕事出来るよう振り切っていきます。

連休1日目

連休1日目。朝イチ四国中央市へ。

目的は豆を利用頂いていて仲良くさせてもらっている「白石菓子舗」さんへ。

10:00到着。かしわ餅、定番の2トップ「百万両最中」「黄金饅頭」を買って、新居浜にとんぼ返り。四国中央市滞在時間15分です。

そして、お昼ご飯は「らぅ麺純」さんに行きました。

10:52到着で一番乗りでした。

2年前のコロナ前のGWの連休中、朝イチ来たことがありますが、オープン前にも関わらず10人ほど並んでいました。

現在コロナの影響でお客さんの足も減っています。

純さんといえば、食べログで1位に輝き、ミシュランガイドにも掲載された名店です。それでも、コロナの影響は免れることなく受けています。

本当に商売としてもプライベートでも尊敬する兄さん姉さんなので、なんとかここを堪えて、また皆が笑顔で食事会が出来る日を願っています。

そして、お昼からは信頼する相方のご機嫌取り。これも連休中の定番の焙煎機のメンテナンス。

ダクト掃除、煙突掃除、冷却層の目詰まり除去、チャフ捨て、モーター部分の掃除・・・。一通り行いました。

まだ、メンテナンスに慣れていない頃、時間が掛かりすぎるので、二回に分けて行っていましたが、最近では要領が解って所要時間は大幅にダウン。

全行程3時間で終了。

明日はお店に入って、普段できていない雑務をする予定です。

明後日は連休明けの準備で、仕込みをしたいと思います。

皆様も良い休日を~。

明日Taste of the Harvestブラジル・シティオ・ダ・トーレ発売

明日からTaste of the Harvest出品ロットブラジル・シティオ・ダ・トーレの発売です。

サンプル焙煎してみて深煎りよりも、ミディアムで煎りあげていくと、とてもフルーティで綺麗な酸が生まれます。

よくイメージされるブラジルのナッティさはなく、フルーティ。

パパイヤのようなフレーバーがあって、ナチュラルなのですがカップもクリーン。

価格も品質がかなり良いのに抑えめで、かなりのお買い得感満載の豆です。

シティオ・ダ・トーレは限定30kgです。明日発売ですが、現在予約で5kg出ております。

GWの長期休暇の家のみコーヒーにおすすめです。

当店は明後日の2日まで通常営業で3日~5日までお休みを頂きます。

お取り寄せ

軽井沢のアトリエ・ド・フロマージュさんから各種チーズを取り寄せました。

アトリエ・ド・フロマージュさんのブルーチーズは癖もなく、味わいが深い。最高です。

毎日ちびちび頂いております。

やっぱり旨いものは最高です。

「蕎亭はる」さん

本日のランチは久しぶりに「蕎亭はる」さんに行きました。もう言わずと知れた西条の名店。ミシュランガイドにも掲載されています。

先日はるさんの稲井社長が当店に来てくれていて、その時かなりバタバタしていたので、ゆっくり対応出来なかったのもあって訪れました。

はるさんに行くときはいつもオープン時間の11:30に合わせて行くのですが、今日は既に4件ほど来ていて、僕が着いてからも食べている時も途切れずお客様が来店していました。

席に着いて、女将さんの春江さんに「いつもの」でもり2枚を注文。

社長の打つ蕎麦はどこの蕎麦よりも強くピンとしています。なかなかこれほどまで強い蕎麦を打つ方は居ないです。そして、はるさん御用達の高級銘柄常陸秋そばの香りが良い。

社長が途中、個室席に顔を出してくれて「拓郎さん、あとでコーヒー淹れるけん、待っといて」と誘ってくれましたが、かなりのバタバタが続いていたので、社長とのコーヒーブレイクタイムは次回のお楽しみにして帰りました。

稲井社長は僕がお店を始める前から豆の味を見てもらっていて、しっかり味がとれる方なので意見を参考にさせてもらっています。

今日もお店に着いて開口一番「拓郎さん焼き方変わったね、レベル上がってるね」と言ってくれました。

そう、それも焙煎コンテストで準優勝している東京の「TinyPontaCoffee」さんの諏訪さんとさせて頂いた焙煎研修以降、焙煎方法をがらりと変えました。

それから、豆の細かいニュアンスを引き出すコントロールが出来るようになりました。

それを言い当てる稲井社長。

流石分かる方。

いつも、鋭い味覚を持っているとは思っていますが、再確認いたしました。

稲井社長とは車に靴、ファッション、グルメと趣味が合うので、いつも可愛がってもらっています。

そして、淹れてくれるコーヒーがプロ並みに旨い!

今日もちょっと期待していたのですが、あまりの混雑ぶりだったので、遠慮させて頂きました。

図々しいですが、次回社長のドリップしたコーヒーを楽しみにしています。

旬を頂く

本日の夜ご飯はタケノコご飯を作りました。

タケノコは「らぅ麺純」さんの奥様まきさんからの頂きもので、友人のKりんが下処理を済ませてくれたものです。

ありがたや。ありがたや。

大好きなので、毎年絶対にタケノコご飯は作ります。

油揚げとタケノコをほんの少しだけ煮込んでおいて下味を入れておき、そのお出汁と具材で炊きあげます。

味も薄口とお酒。この2つのみ。

あとは、タケノコが良い香りと味を出してくれるので何も必要がありません。

また、良い状態のタケノコを早いうちに処理してくれていたので、とても良い香りでした。

やっぱり旬のものは良いですね。

まきさん、Kりんに感謝です。

ワクリエ新居浜

本日の午前中は24日にオープン予定だった、若宮小学校跡地「ワクリエ新居浜」に行きました。

昨日、コロナの影響で5月19日営業開始の延期が発表されました。

当店が施設内の飲食店「若宮食堂」のコーヒーを担当させて頂くことになったため、打ち合わせでした。

一通り施設内の見学もさせて頂きました。

ワクリエ新居浜は地域交流をコンセプトにしていて、歴史を学ぶ資料、乳幼児の創造性を養うワークショップ、いわゆるBtoBを目的としたレンタルオフィスがあったりと、新しい試みの施設です。

そして、小学校を使っているため運動場、体育館の利用も可能です。

待ちに待っていたのですが、コロナの影響ならやむを得ずです。

まずは蔓延を抑えて、来る5月19日に備えるまでです。

ワクリエ新居浜に携わるスタッフの皆さん、今は堪えてより良い運営が出来るように備えましょう。

凄い波があるものだ

コロナの影響がここ新居浜でも少なくないものです。

ここ数日では感染者が2ケタ越えし、戦々恐々としています。

その影響はお店を営んでいると顕著に現れるもので12日~15日までの売り上げが1年のうちでも最低レベルの日が続きました。

ただ、豆売りの特徴で巣ごもり時間が長くなると販売が伸びてくるので、16日以降は反動があって売り上げがかなり伸びていきました。

コロナ感染が拡大すると喫茶のお客様は寂しくなるのですが、本日は喫茶もにぎわっていて豆売りもかなりのお客さんが来てくれて1日中途切れない状態になりました。

豆売りはコロナに強い業態です。ただ、卸先やお友達が飲食店なので、話を聞いているとやはり悲しい気持ちになります。

本当に早めの収束を願うばかりです。

労災病院に務めている医療スタッフの方が常連さんでいるのですが、ワクチン2回目も接種されたとの事です。

我々一般はいつの日やら。しっかり対策をして待つしかありませんね。

ランチは「コゴマフキン」さん

本日のランチは南インドカレーのお店「コゴマフキン」さんで頂きました。

いつも4種盛り合わせ(通常のメニューではありません)を頂くのですが、インドの人が毎食カレーを食べるというのも納得。

その味のバリエーションに魅了されます。

日本人が主に食べている欧風カレーなら毎日食べようと思いませんが、インドカレーなら納得出来ます。

いうなれば、日本人が醤油味の料理ばかり食べているのが当たり前で、インドならカレー味といったところでしょうね。

コゴマフキンさんのカレーも種類を頂いて、その味変わりには驚かされます。

店長のSさんが、東京の有名店でスパイス使いを勉強されて日々研鑽されているからこその成せる業です。

本日もスパイスの香りに酔いしれ、体も暖まりました。