プロヴィデンシア農園


この間ブログにも書いたプロヴィデンシア農園ですが焙煎度も決まりました。

コクがとてもあって、ビターチョコレートのような味わいがあります。

皆さんに受け入れられるように焙煎しますのでご賞味ください。

缶コーヒーはおもしろい

僕は缶コーヒーは10年ぐらい飲んでいません。

ですが、缶コーヒーのパッケージやコンセプトは見ていて、とてもおもしろいなと思わされます。

1つ例をあげると、現在「手摘み完熟豆」と書いている缶コーヒーがあります。

僕は一応プロなので手摘みの完熟豆は何が優れているのか判断が出来ます。

でも一般の方はこの表示を見て何を思うのでしょうか?

おそらく何が優れているかは判断材料がないけれど「きっとおいしい」だと思います。

ですがこの手摘み完熟豆はおいしさの基準ではありません。ただ、手摘みにする事によって未成熟豆や異物の混入の確率が低くなるのです。

だけど缶コーヒーは手を変え、品を変え付加価値の商品を作りだしていくのがとてもうまいと思います。

また気になる缶コーヒーがあればそちらについても書いていきたいと思います。

新入り


今度新しく扱うこととなったグアテマラ プロヴィデンシア農園の麻袋です。

これから、また焙煎度をどの程度にするか試していこうと思います。

近日中にデビューすると思いますので楽しみにしてください。

しかし、グアテマラをはじめ中米系の豆が諸問題で品薄になりそうなのでちょっと心配です。

異国からの贈り物


ハンドピック(欠点豆の除去作業)をしていると、たまにこういった異物が混入していることがあります。

これはおそらく脱穀前のコーヒー豆だと思いますが、このほかに石、木の枝、トウモロコシなどが入っていた経験があります。

コーヒー豆はもちろん100%海外からきているのですが、時折異物が入っていると、海外から来ているのだなと再確認します。「コロンビアの石かぁ」、「タンザニアのトウモロコシかぁ」、「ブラジルに生えている木かぁ」って。

ハンドピックしながら世界をちょっとだけ感じられる。少し幸せな気持ちにさせてもらっています。

ダッチコーヒー(水出し珈琲)


だいぶアイスコーヒーの豆もでるようになったので、少し水出し珈琲についての雑学をかきたいと思います。

この水出し珈琲はダッチコーヒーといわれ、オランダ人(ダッチ)により、旧オランダ領東インドネシアで生まれました。

そもそもなぜインドネシアで生まれたのかといいますと、インドネシアのコーヒーはロブスタ種の栽培が主流で、実はこのロブスタ種は渋味や苦味成分が多く、それらの成分がお湯に溶け出しやすい性質のため水で抽出しそれらの成分を抑えて飲んだものとされています。

ですから水出し珈琲はまろやかな味わいになるのです。

ちなみに水出し珈琲の抽出時間が約8時間と長いのも、コーヒーの成分が水に溶け出しにくいからです。

ありがたい指摘

現在新しい商品を開発しているのですが、サンプルを作っては試し、作っては試しを繰り返しているのですが、ある程度まで自分の納得のいくレベルまで煮詰めてきました。

ですが、この作った商品って結局自分が納得しても、お客さんにとって良い商品なのかが一番だと僕は考えています。

そしてこの間そちらの商品をお客さんに試していただいて、本日貴重な声をいただきました。

意見の中身は僕にとって心地の良いものではなかったのですが、商品の質を高めていく上でとても重要な意見を頂いたと思います。

僕からみていてコーヒーの業界には頑固でこだわりがある店主の方がいます。そしてこだわりが強く「ミルクをいれないで飲んで。」といわれる自分のこだわりを通されておられる方もいます。

その方はその方のスタイルで素晴らしいと思います。

ですが、僕は自分の知識やこだわりを押し付けるよりも、お客さんのこだわりにあわせながら、プロとしてアドバイスや商品を提供する事を優先に考えています。

ですから、今日いただいた意見はいまから自分の持っている知識の中から搾り出して対応していこうとおもいます。

あともう少し!頑張るぞ!

究極の自家焙煎

ついにこの間、自家栽培、そして精選処理して出来たコーヒー豆を自家焙煎しました。

そしてとうとう飲みました!

間違いなくブラジルの豆です。ちょっとしか量はとれなかったですけど、自分で育て、自分で精選し、自分で焙煎し、自分で飲む。

これぞ究極の自家焙煎ではないでしょうか?

感激もひとしおでした。

ダッカク?


昨日摘んだ豆を朝から天日干しを1日かけて行い、そして脱穀(ダッカク)をしました。

このダッカクですが、勘違いしているわけでも、読み間違えているわけでもなくコーヒーの精選ではそういう呼び方をしています。

コーヒーの豆(種子)は果肉に包まれていて、その果肉の内側に粘着質(ミューシレージという)が付着している薄い殻(パーチメント)に包まれています。

そのパーチメントを1つずつ、手で脱穀をしました。

いよいよです。あとは焙煎を行い、飲むだけです。

これだけの量どういう具合に焙煎処理しようか迷ってます。

熟しました


ついに豆や焙煎堂農園産のコーヒー豆が収穫期を迎えました。(大げさですみません)

もうそろそろと指でしごきながら確かめに確かめて来ましたら、ポロッと自然に落ちるようになりました。

当たり前ですが、完全手摘みです。感動ですね、自分で作った豆は。

また貴重な体験もしました。

それは・・・コーヒーの実を食べました。

じつはコーヒー豆は種子で、その周りに実があるのです。
その実は食べられると聞いていたので食べてみると、少し生臭い感じはしましたが、糖度も高く、さくらんぼの様な味でした。


そしていよいよ精製していきます。これはまず実を取り除いた状態です。
もうこの時点でナチュラル、ウオッシュドではありません。

精製方法はパルプドナチュラルに決めました。

これから乾燥を行う予定です。続きはまたブログにアップしたいと思います。

余談ですが、この豆「どこの豆かな?」って思ってましたが、スクリーンサイズ(大きさ)をみて、おそらくコロンビア産かなってヤマを張っています。

また飲んでみて結果報告します。

アイスの時期です?

とあるニュースで「ビールは気温が1℃上がれば、消費量が大瓶で約250万ケース増える」なんて聞いたことがあります。すごい!

ですが今日はここ何日間でも異常なぐらい暑く感じたので、アイスコーヒーPET、アイスブレンドなどのアイス関連商品が一気に売れました。

本当に人間は気温の変化に敏感ですよね。僕も焙煎室にいて今日の暑さはかなりやられました。

こういう時はしっかり水分補給をこまめにして、脱水症状を起こさないよう夏を乗り切っていきましょう。