「万里一空」大関昇進を決めた琴奨菊関が述べた口上です。
この諺は宮本武蔵が長年の修行で到達した精神的境地で、著書の「五輪書」では「山水三千世界を万理(里)一空に入れ、満天地とも攬(まとめ)る」と記されているそうです。
すなわち「すべては一つの空に通じている。一つの目標に向かってやるべきことを見失わず頑張り続ける」といったところでしょう。
素晴らしい言葉です。何事にもブレない精神の持ち方を詠った諺は多く僕自身も「初志貫徹」という諺は大好きです。
意味は「初めに思い抱いた願望や志をくじけずに最後まで貫き通すこと」です。