最近手に入れた珈琲関連本でハンドドリップの特集がされていました。
これまでもハンドドリップの淹れ方は特集されていることが多かったですが、興味深いのは「ドリッパーによる味の違い」の特集がされていることです。
当店の珈琲教室では参加者の方に「ドリッパーそれぞれ味の違いがあります」とお伝えし、さらには実際に同じ三つ穴でもプラスチックと陶器製の飲み比べをして頂いてその味の違いを感じて頂きました。
この本ではドリップコーヒーが味を引き出すのに一番有効な器具であることは当たり前で、さらにその先のドリッパーにこだわってみようという切り口なのです。
こんなにマニアックな切り口を提案しているのも僕の推測するにはサードウェーブコーヒーの影響なのではないかと思います。
コーヒーマシンやコーヒープレスのように効率化させて提供する方法はやめて、味にこだわって原点回帰しようというハンドドリップの流行がそうさせたのではないかと思います。
プロの目からみても面白い本です。
興味のある方は読んでみてください。