缶コーヒーpart3

「蔵出し熟成」という缶コーヒーをみつけました。

何でも製品の詳細をみてみると「3倍もの時間を寝かせたコーヒー豆を使用」と書いてあります。

ここで少し解らないのが、コーヒー豆の状態です。

それは焙煎豆の状態なのか、それとも生豆の状態なのかです。

焙煎豆の場合、熟成させると香りは落ちて、まろやかになっていくのですが酸化が進みくすんだ味になります。

生豆の場合、熟成させる(これをエイジングといいます。)と香りが落ち、新豆のフレッシュな酸味が損なわれます。

実はどちらにしてもコーヒーの熟成はあまり良いものとは言えません。
コーヒー豆もお米と同じなのです。例外はありますが、古米を好んで買いあさることはないですよね。

コーヒー業界はこの「熟成」を売りにしているところも多いのですが、それはまだコーヒー業界が未成熟であることの証拠です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です