5日から発売しているマイクロロット・ホンジュラス・タデウ農園も大好評で残り3kgを切りました。
今回のタデウ農園の焙煎は僕の苦手とする浅煎り。サンプルでハイで煎りあげたのですが、良さが全く無し。
そこで、豆を手配してもらったTINY PONTA COFFEEの諏訪さんに相談しました。
TINY PONTA COFFEEの諏訪さんは老舗の珈琲屋から独立し、11月に東京は三鷹で一国一城の主として活躍しています。
諏訪さん2018年ローストマスターズ(焙煎技術コンテスト)で日本2位に輝いている実力者。
そして、何を隠そう元当店の常連さんで、業界の後輩です。
ただ、諏訪さんの探求心、ストイックさには頭が下がるばかりです。彼は焙煎の全てを知る者。
この良いコネを使わない手はありません(笑)
今回も煎りあげのタイミング。火の淹れ方とそのタイミング。
正しく焙煎処理が出来た時の、正しいカップ。について聞きました。
そして、いざ本番1バッチ目4kg。ミディアムよりも少し浅くなり、酸は綺麗に表現が出来たものの、香りは弱い。
2バッチ目4kg。ミディアムではあるがハイ近くになり綺麗な酸が弱め、香りも特徴的なものは弱い。これは間違いなくオーバー。
3バッチ目3kg。ピンポイントでハマり、カッピングすると諏訪さんに教えてもらっていた桃の香り、甘味、酸味のバランスの良さがしっかり表現できていました。
この1~3バッチのタイムラグは±10秒程度。これでかなりの香味の変化になるのです。
そして、特に精選度の高い高品質豆がピンポイントで狙わなければ最高の香味が出しにくいものとなっています。
カップオブエクセレンス等オークションロットは開業以来、扱っていますが凄く悩まされる豆があります。
ただ、そこも焙煎士としてのやりがいがあって面白いです。
しかし、日々勉強。痛切に感じます。
タデウ農園も残り3kgを切りました。完璧なバランスの豆です。
興味のある方はお早めにお求めください。