昨日のお昼は「中国菜房くどう」さんでランチしました。
10月から「くどう」さんのランチがクオリティを上げてリニューアルされました。
「くどう」さんのランチ時はいつも満席で入られないほどになります。
リニューアルにあたって価格も上がりました。
これは店を運営していると品質=価格というジレンマにいつもぶつかるものです。
くどうさんのランチのようにあまりにも大混雑になると、職人も機械ではないのでどうしてもクオリティが保ちにくくなるものです。
繊細で良い仕事をしようと思えば思うほど難しくなるのです。
今回のくどうさんのリニューアルはクオリティを上げたいという思いが感じられます。
一見価格が上がると「売り上げ最優先」と思われがちですが、内容を見てみると以前よりもっと細かい仕事でより良い物が提供されています。
少し価格を上げてお客さんの数をセーブし、そして、クオリティを上げる。
たとえば1000円で100人のお客さんが来たとする、その場合は売り上げが100,000円になる。
1割値上げして1100円でお客さんが1割減で90人来たとすると99,000円と売り上げ自体は減ってしまいます。
ただこの場合は10人お客さんが減った分はもっと細かい仕事が出来てクオリティが上げられるものなのです。
そして、またそのクオリティに納得してくれるお客さんが増えていけば結果として職人仕事の理想の形になるのです。
ただしここで絶対にしてはいけないのはクオリティも上げず、価格だけ上げる事です。
そして、最悪はクオリティを下げて、価格を上げる事です。
クオリティを上げて、リニューアルされた職人の心意気を感じるランチ。オススメです。