つい先日、可愛らしい30代前半ほどの女性二人組が来てくれました。
いつも通り「いらっしゃいませ」というと一人の女性がすぅっと豆のコーナーに向かわれたので「豆をお買い求めですか?」というと「???」
と数秒の間があって
女性「ワタシ、韓国人なので分かりません」と話しているともう一人の女性が「中で飲みます」と席に座られました。
よくよく聞くと二人とも韓国の方で、一人の女性はチェさん、新居浜に住んで11年日本語ベラベラ。
もう一人の方はジョンさん、新居浜に住んで数か月でまだ日本語がたどたどしい。
そして、通常通りハンドドリップして提供していると「見ても良いですか?」とカウンターに来られて興味津々。
で、「珈琲好きなのですか?」と聞くと
チェさん「ジョンさんはロースター」
僕「エッ?ロースターっていうことは、同業者ですか?」
で、チェさんが韓国語で訳してくれて
ジョンさんがニッコリして大きくうなずいてくれました。
それからはチェさんの通訳を介してコーヒートークで盛り上がりました。
ジョンさんは中堅焙煎工場のオーナーさんで、焙煎機も1、5、10kgの焙煎機を持っていてそれがフル稼働しているそうです。
現在はご主人の仕事の関係で新居浜に住んでいて、社員さんに焙煎は任せているそうです。
ジョンさんの会社もスペシャルティ専門らしく、焙煎機はドイツ製プロバット、店舗販売はなく卸専門だそうです。しかもQグレーダーの資格を持つカッパーさんでもある凄い方。
提供させてもらったコーヒーもしっかりカッピングしてくれて、「イルガチェフ美味しいですね」と褒めてくれました。
帰り際に「また、来ます。そして次は私の豆を持ってきます」と別れました。
新しい出会いに感謝です。