「らぅ麺純」さんの冷やしらぅ麺

本日の晩御飯は食べログ優勝の「らぅ麺純」さんの冷やしらぅ麺を頂きました。

先日まきさんから「冷やしらぅ麺出ました」と聞いていたので、楽しみにしていました。

純さんに聞くと今年はバージョンの変更は無しだそうです。

僕としては、完成度が高いので変更なしでも飽きはきません。

純さんの冷やしらぅ麺は、温度が低くなると感じやすい塩味、清涼感の構成がかなりうまいです。

食べ終わってまきさんに話を聞いていると清涼感は「新しょうが」だといいます。

僕も「しょうが」は分かっていたのですが、どうもひねもののしょうがほど辛味も香りも強くないので、不思議に思っていました。

そこをやはり辛味が少なく、ライトな香りの「新しょうが」にするところが純さんの巧みさだと思います。

去年の夏ぶりの冷やしらぅ麺。
やはり旨かったです。

新ブレンド開発

オファーがあって、5月の上旬からずっと新しいブレンドの開発に着手していました。

どこで扱って頂くかの詳しい情報は後日書きますが、今回のブレンド創りについて書いていきたいと思います。

まず始めに、僕自身はブレンドに異議を唱えるわけではありませんが、「ブレンド=美味しい」というイメージは持って欲しくないと思っています。

凄く雑な書き方になりますが、お米で例えると魚沼産のコシヒカリをブレンドして食べたいと思う人は少数なのではないでしょうか。

それと同じで品質の良い物なら、わざわざ混ぜ物(ブレンド)にしないし、したくないと思うのが自然です。

コーヒーも農作物なので同じなのです。

ブレンドの利点はさまざま負の要素も抱えていますが、僕の中での利点は独自性が出せる。

あと、あまり言いたくは無いですが「売れる」からです。先述したように「ブレンドが美味しい」と思っている方が多いからです。←不味いと言っているわけではありません。

カフェからオリジナルのブレンドを依頼して頂くというのは前者の独自性を出せるからに尽きます。

僕が世に出したブレンドはこれまで7種類。

細かい表現で違いを表すのであれば、数十種類は手掛ける事は可能ですが、正直多くの種類を作ると個性を強烈に感じるブレンドは創りにくいものです。

今回の新ブレンドはベタ中のベタだけど、僕が手を出した事のないブレンドにしました。

変な言い方になりますが、個性的というよりも、バランスの良いブレンドでライトユーザーに飲みやすいブレンドにしました。

所要期間は2週間。最後のバランスを取る作業に7時間掛かりました。

せっかくオファーを頂いたので、いつになく気合いが入りました。

今度「新しいブレンドを作ってください」と依頼を頂いたら少し躊躇うかもしれません(笑)

御披露目される日が楽しみです。

自家焙煎店をしていて、僕以外の人に僕の手掛けたブレンドを淹れて頂くのはかなり楽しみの一つなのです。

また、新しいブレンドを世に出すことが出来て良かったです。

常日頃から

毎日使う仕事の道具はきっちりメンテナンスしなければなりません。

実はこのミルも定期的にバラしてメンテナンスを行います。

ミルは気を付けていないと、少しづつネジが緩んで粒度が変わります。

当然、粒度が違うと味が違うので本当に大切な作業です。

本日もきちっとメンテナンスしました。

明日からまた安定した味をお届けします。