季節が変わると、焙煎も変わります。
気温、湿度が変わり火の通りも変わります。
色々と焙煎で出来る範囲で補正して煎りあげますが、やはりコントロール出来な部分があります。
夏は湿度が高く、気温も高い。
焙煎で行う最も重要な工程は豆の水分を抜きつつ火をしっかり通して香りを引き立つようにすることです。
ただ湿度が高いため上手く水分が抜けません。しっかり水分を抜くのに少し火を抑えて煎ると煎り上がりの後半に温度が上手く上がらず素早く火が通らず香味のスカスカな豆に煎りあがります。
なかなかコントロール出来ないものです。
そして、先日養鶏家の方に話を聞くと実は卵も夏場は味が変わるそうです。
夏になると暑くて鶏が水分補給を頻繁に行うようになり、それに伴って卵の味も水っぽくなるそうです。
これもコントロール出来ないそうです。
自然の中で生きる人間にもコントロール出来ないことがある。
しょうがないことですね。