先ほどテレビ朝日でモハメド・アリの追悼番組であの世紀の凡戦といわれた「アリ 対 猪木」が放送されていました。
僕は大のプロレスファン。でも、僕の生まれる前の話です。ですが、何度も過去の映像で見ています。
ただ、このアリ戦は僕から見ると凡戦ではありません。
技術的な話や試合運びは異種格闘技戦のルール上の問題で仕方が無いところが多いと思います。
僕が何よりも賞賛するのは、当時絶対的な世界チャンピオンだったアリに試合を申し込んだ事。
そして、実際に異常なまでに高額なギャラ。当時20億円、現在の価値で約60億円のギャラを用意して支払い、実際に試合にまで結び付けた事。
プロレスの世界で考えられない事ですし、総合格闘技が最盛期だった10年ほど前でも絶対的なボクシングの世界チャンピオンだったオスカー・デ・ラ・ホーヤをそのリングに上げるという話すら無かったのですから。
猪木さん以降、そのようなビッグマッチは無いのです。
それを考えると決して凡戦とは言えないのです。
今後そのようなビッグマッチを見られる事を願っています。
偉大なるチャンピオン。モハメド・アリ。安らかに。
黙祷。