ほんのちょっと雑学

最近「コーヒーと健康」の視点からコーヒーを勉強しています。

ある程度の知識は頭にいれているものの苦手な分野です。

こちらの本には載っていませんが、ほんの少しコーヒーと健康についての雑学を一つ。

高脂血症に良いとされている深煎り豆に多く含まれるニコチン酸。これはわりと耳にする機会が多いですが、実は抽出方法を間違えると逆効果です。

ペーパーやネルのような抽出方法であれば、何も問題は無いですが、フレンチプレスやイブリックのようなコーヒー粉を濾過しない抽出方法にすると、コーヒー豆に含まれるコーヒージテルペンという物質がコレステロールの分解を阻害してしまいます。

コーヒージテルペンはお湯に溶け出さないので濾過した抽出方法ならば問題がありません。

気をつけて飲みましょうね。

バテています

お歳暮に向けての作業で早出が続き、豆の出る量も増え、また卸の方もかなり重なっているのでバテています。

この作業が年末まで続くので、辛抱の時期です。

ブログに書きたいことも多いのですが、じっくり書く時間が取れません。

出来る限り更新します。

最高のフードペアリング

本日四国中央市の白石菓子舗さんの3代目の幸平さんが「今日お店に伺います」とメールを頂いたので、せっかく来店して頂くのならと大のお気に入りのカステラやお饅頭、百万両最中を注文させて頂きました。

幸平さんの手掛けている餡子は豆の香りが良く、餡子好きではなかった僕が虜となりました。

そして、コーヒーとの相性が抜群です。

また、職人の先輩である幸平さんと話をしていると技術論やお店の運営などについても、かなり深く話せて勉強させて頂きます。

いつも色々な書籍を読み、知的で勉強熱心で仕事に対して情熱を持っていて感心させられます。

お互いのお店の味に惚れ込み、一度コラボ商品を作ろうと試行錯誤しましたが、その時はうまくいかず頓挫しました。

ただ機会があれば、幸平さんは尊敬出来る先輩なので一緒に仕事をしてみたいと思っています。

僕も職人として知識、技術は高めていくのでその日を楽しみにしています。

乞うご期待

実は現在特別な豆を押さえています。

2011年に一度当店で扱い3日ほどで即完売となり、コーヒー好きの方の認知度の高さを思い知らされました。

広いコーヒー業界でもたった一人のあの方の豆です。

乞うご期待!

同業ならではの悩み

当店は自家焙煎店で主に豆売りを主体としているお店です。

ただし店内でコーヒーを飲んでいただく喫茶業務も行っています。

そして、豆をカフェ、喫茶店に卸していることもあっていわば同業の悩みを聞くことも多いです。

昨日「矢野さん助けてください」来店されて開口一番かなり深刻な様子が伝わってきました。

その主は7月にオープンされた「らぐどーる」さんのオーナー泉さん。

お店を出店されるということで、数ヶ月前から打ち合わせをして、豆の卸売りの単価設定など詰めていました。

そして、それから音沙汰が無く頭の片隅に「どうしたのかな?」と思っていました。

当店のスタンスは「強引には売らない」なので、選んで頂いたらそれが一番という感じです。

話を聞くとオープン当初は当店の豆を利用してくださっていて、その後他社の豆を利用されていたようで、またスタッフさんが集まらず通常営業出来ない状態になっていて当店に来られなかったそうです。

何でもらぐどーるさんに当店のお客さんが結構来店されるそうで「豆の品質下げたでしょ、豆や焙煎堂のじゃないでしょう」と指摘され「やっぱり豆や焙煎堂の豆を使おう」と思って頂いたのだそうです。

そして、カウンターに座られて僕が「お店始められていかがですか?」と聞くと「私はカフェを経営するのに向いていません」「自信を無くしました」「何をやったら良いかわかりません」と悩みを聞きました。

そして、「昨日の晩も泣いていたんです」と言われたので、僕には偉そうに語るほどのアドバイスが出来る訳ではありませんが、自分の経験の中から話すことは出来るので、あまり話したくはない僕の恥も含めて「実はオープン当初僕は2回売り上げ¥0があったんですよ」

「焙煎を始めた当初煎り方が掴めず悩みすぎて体重が激減した事もありました」

「お客さんから頂くアドバイス、リクエストが多くて何をして良いのかブレてしまった事もありました」とお伝えしました。

すると泉さんは「矢野さんも同じだったんですね。心の突っ掛かりがすぅっと晴れました」と喜んでくれました。

僕の力は微力ではありますが、当店に関わりのあるお店と悩みを共有し、僕の出来ることがあればお手伝いしたいと思います。そして、同志として一緒に頑張っていけたらと思います。

店名にもなっているラグドール(ネコちゃん)が待っています
〒792-0026
新居浜市久保田町3-2-14
古民家cafe Mrs.らぐどーる
Tel:050-3797-2447

今年の出来

コーヒーは農作物です。毎年同じ品質ということはまずありえません。

あまりにもひどい場合は当店では扱いません。

焙煎士をしていて楽しみの一つは毎年の出来具合を見ることです。

ニュークロップ(新豆)が届くと生豆の状態をみて、サンプル焙煎して出来具合を見ます。

ですから豆を見極めるという作業は1年2年では出来ません。

コーヒーの銘柄を800種類以上テースティングしてきましたが、いまだに新豆の出来を見ることや新しい銘柄に出会うことはワクワクするものです。


そして、ワクワクするといえば新米の出来を見るのも楽しみです。

ここ何年かハマって取り寄せている下呂のお米「龍の瞳」です。

お米好きの僕としては今まで取り寄せたお米の中でも最高に美味しいお米です。

今年は少し香りが少なく、去年の出来の方が良く思いました。

しかし、新米の香りとふっくら感はたまりません。

先日血液検査をしたら中性脂肪が高いという、かなり自覚していることを数字でまじまじと見せつけられました。

数字を見ても新米のうまさはやめられませんね。

ラグビーワールドカップが終わった

ラグビーワールドカップ決勝「ニュージーランド対オーストラリア」が終わり、34-17でニュージーランドが史上初の2連覇を成し遂げました。

さすがオールブラックス、いつも世界ランク1位だけのことはあるなといった感じです。

僕は20点台のスコアぐらいで均衡し、守り勝ってオーストラリアが優勝すると予想していました。

やはり、最近のラグビーの傾向ですが、PGでいかに点を重ねていくかなので、自陣でのプレーでペナルティを取られないことが基本です。

オーストラリアは少しそこの精細さに欠けていたと思います。

まあ、それもオールブラックスの世界レベルでも真似の出来ないハンドリングを活かしたアタック力の高さがミスを誘発させるのですが・・・。

今大会も最高でした。

また、ジャパンラグビーの活躍で日本国内の注目度が跳ね上がり、2019年に日本で開催されるワールドカップにも良い形で繋げられました。

4年後の活躍をたのしみにしています。


そして、17日には元日本代表の大畑大介氏が松山にやってきます。

ちょうど定休日だったので行くことにしました。

そちらもワクワクです。