改めてハンドピックの重要性

2か月前から計画していた「欠点豆のみを集めて飲んでみる」を実験しました。

実験には常連のTさんをはじめ、Tさんが声を掛けて集まってくれた「ありがとうかふぇ」の鈴木さん、Jさん、Tさんの後輩のFさんが参加してくれました。

今回試してみたのはコロンビアティピカ種でコロンビアティピカの欠点豆(割れ豆、欠け豆、未成熟豆、虫食い豆、かび豆など)すべてを集めて焙煎し、店頭で販売しているピック後の豆と1杯づつ淹れて、皆でテースティングしました。

業界では当たり前に「欠点豆を除かないと品質が悪くなる」ということもあってずっと疑わずハンドピックをしていました。

ただ実体験が無いのでどれほど品質を損ねるかは分からずにいました。

早速ハンドドリップし、欠点豆コロンビアティピカとピック後のコロンビアティピカの飲み比べをしましたが、思っていた以上でした。

欠点豆だけの物は雑味が多く、舌が痺れるような感覚が残り、香りも変質しています。

焙煎していても煎りムラが多く出ていることがはっきり分かりました。そのため意図した香味に仕上がりませんでした。

改めてハンドピックの重要性を知りました。

今回の実験を企画したのも、常連のTさんが背中を押してくれたことがきっかけだったので、本当に感謝しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です