サードウェーブコーヒー(ブルーボトルコーヒー)の到来

コーヒー業界では数年前からコーヒーブームの第3の波(サードウェーブ)が来ているとして、関連誌では良く取り上げられていました。

そのサードウェーブコーヒーの代表「ブルーボトルコーヒー」が日本第一号店を出しました。

はっきりいって、大注目です。

コーヒーブームの第1の波は60年代、アメリカに一気にコーヒーが定着した時代で、焙煎の浅いコーヒー(日本でのみしられているアメリカンコーヒーもこちらのブームの影響)が多く飲用されました。

第2の波は80年代。スターバックスを代表とした、シアトル系コーヒーが席巻しました。豆の品質に拘りスペシャルティコーヒーの普及の先駆者となり、焙煎の深い豆を使用しエスプレッソ系メニューを拡充させました。

スターバックスが世界中に普及しているのは、言わずもがな。

そして、今回の第3の波。日本で1号店を出したブルーボトルコーヒー。

この第3の波とは簡単にいうと当店のようなスタイルのお店。

自家焙煎で豆もスペシャルティ専門で扱い、そしてハンドドリップで1杯1杯淹れてお客様に提供するスタイルです。

第3の波と言ってもスタバの規模とは比較にならず、アメリカ国内でも10数店舗の規模です。

ではなぜブルーボトルコーヒーが注目されるのかというとチェーン展開化させるためには必要な「効率重視」ではないということです。

僕も読んだ記事では先ほども書いたようにハンドドリップの1杯立てで豆も焙煎後48時間以内の物を使用するといった徹底ぶり。

大手はコーヒーメーカーで大量に抽出し、正直豆の保存についてはいつ焙煎されたものか分からず、家に持ち帰っても新鮮さの証拠であるお湯を注いだ時の膨らみはありません。

ブルーボトルコーヒーの価格設定はドリップコーヒーが450円〜。で豆の販売価格は200g¥1,500〜。というやはり大手他社よりは高めの設定です。

どうしても「非効率」なオペレーション、サービス、豆の管理などは価格に反映されます。

どれだけの人がその「拘り」を支持をしてくれるのかは分かりませんが、「個人店的な経営」方法がどれだけ躍進するのか楽しみです。

僕としては一番気になるのは焙煎士をどう育てていくのだろうかと思います。

機会があれば、ぜひ行ってみたいお店です。

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