スタバがスタバ史上最も高いコーヒーを売り出すといいます。
その豆とはパナマ・アウロマール・ゲイシャ種。やはりゲイシャ種かといった感じです。
ちなみに1杯1998円(税込)で豆売りは1袋250g入りで10,800円(税込)。
豆100g4320円ですか・・・。
個人攻撃はしたくないですが、僕みたいな自家焙煎店のひよっ子が
世界最大手チェーンを叩いたところで何も影響がないので価格について書いてみます。
パナマのゲイシャといえばスペシャルティの世界ではもうとっくに知られているほど、品質の高さ、価格の高さで抜きんでた豆です。
ただそれもパナマの品評会(ベストオブパナマ)で入賞したものをいいます。
あと他には世界最高農園の名を欲しいままにしているエスメラルダ農園のオークションです。特にこちらの豆が世界最高額をマークしているのです。
今年のエスメラルダオークションの最高額でいえば1kg約26000円です。100g2600円です。
もちろんこちらが卸価格なので利益を乗せて販売するわけですが、過去の販売価格からいって100g5000円ぐらいでしょう。
また、ノンオークションのエスメラルダは当店でも扱って4年目を迎えますが、100g大体1500円程度です。
今回スタバが出すパナマ・アウロマール・ゲイシャ種は品評会にも入賞していない豆で100g4320円なのですから、納得のいく価格となるのでしょうか・・・。
まして、スタバは日本に焙煎工場がなく、アメリカから日本に届くまでに最低でも1週間以上はかかっているとされています。
それほどの価格で鮮度の良い状態の豆を買えないとなると、僕としてはなかなか手が出ません。
もし、スタバのコーヒー豆が焙煎してすぐの物なら、試しに買いたいのですが・・・。ちなみに僕のお店ではエスメラルダ農園ゲイシャは今までどれだけ長く完売までかかっても4日で毎日焙煎しているので古くても焙煎後次の日の物をお客さんに渡せているので、最高に鮮度の良い状態で提供出来ています。
でも、こういう企画でワクワクさせてくれるのもスタバの魅力ですね。