カープ一筋20年の横山竜士選手が引退を表明しました。
通算成績は507試合46勝44敗17セーブ、防御率3・42。
この数字だけを見て正直「大したことないな」なんて思われる方も多いかもしれません。
ただずっとカープファンの僕とすれば横山選手の1軍デビュー年の強烈なインパクトが忘れられません。
まだ横山選手20歳ぐらいだったと思いますが、中継ぎで出てきて通算10勝を挙げました。
そのピッチングスタイルが圧巻で、真っ直ぐとカーブで組み立てる「真の本格派」でした。
その真っ直ぐのキレが津田選手を見たとき以来の衝撃で、当時は今やバリバリのメジャーリーガーとして年棒16億円を稼いでいる黒田選手よりも、エースとして期待されていた逸材でした。
ですが、先発として期待された年にルーズショルダーになり一番の武器であった真っ直ぐのキレを失いました。
それ以来制球力を高め、今までのピッチングスタイルをがらりと変えて中継ぎとして活躍しました。
スポーツにおいてたらればは無いですが本当にあのまま故障なく育っていたならば、黒田選手と共に勝ち星をどれだけ挙げていたかと思うと残念でなりません。
ただ故障しピッチングスタイルを変えて成功した横山選手のピッチングの幅を今度はカープの後輩たちに教える立場として活かせる時が来ることを期待しています。
最後に横山選手雑学を1つ。横山選手の背番号といえば23ですが、この23は横山選手がNBAのマイケルジョーダンのファンで、ジョーダンが付けていた23番(永久欠番)で「あのような選手になりたい」と選んだ番号です。
横山選手お疲れ様でした。