とても面白いコーヒー本に出会いました。
「僕はコーヒーが飲めない」小学館
原作 福田幸江
作画 吉城モカ
監修 川島良彰
川島良彰さん監修の漫画が連載されると聞いていたので、単行本化されたのを機に早速購入し読みました。
内容はコーヒーハンター川島さん監修だけあって生豆の品質にこだわったサードウェーブコーヒーを飲料メーカーの若手の社員が手掛けていくというものです。
このサードウェーブ(第3波)とは第3次コーヒーブームのことで、これまでファーストウェーブ(第1波)は19世紀後半。コーヒー豆の大量生産で、多くの人にコーヒーが飲まれるようになって、浅煎りの「アメリカン」が大量に消費されました。
次にセカンドウェーブ(第2波)は1960〜90年代に「深煎り」を主体にスターバックス、タリーズなどの「シアトル系コーヒー」がエスプレッソにミルクを合わせた「カフェラテ」で世界中に浸透しました。
そして、サードウェーブは90年代後半。産地、農園、精選方法を重視された豆(スペシャルティコーヒー)を一杯づつ丁寧に淹れるスタイルのコーヒーです。
当店もスペシャルティ専門で扱うサードウェーブに分類されます。
こちらの漫画。僕としては100%楽しめるものですが、一般の方にどれだけ伝わるのだろうかと思います。
コーヒー好きな方、またこれから拘ってコーヒーを飲んでみようと思う方には、豆に対する知識を身に着けるバイブルとして役立てて頂けるのではないでしょうか。
おススメです。