花園決勝

第93回全国高校ラグビー大会の決勝が行われ、東海大仰星対桐蔭学園のカードとなりました。

両チームとも全国に名を轟かせる強豪校同士の戦いです。

優勝は東海大仰星が桐蔭学園を19−14で破り、7大会ぶり3回目の優勝を果たしました。

率直な感想をいうとテレビ的には全く面白みの無い試合だったと思います。

「テレビ的」と書きましたが、いわゆるあまり見慣れていない一般視聴者のことを表現しました。

ラグビー経験者の僕からすると近年稀にみる好ゲームであったと思います。

スコアを見ても分かるようにトライ数が少ないロースコアです。

それだけ両チームのディフェンスが素晴らしくコンタクトシーンで、きっちりタックルで止めて、走らせていない。

技術的にいうとタックルを最小限の人数で止めて、次のディフェンスに備えるという理想的な形が出来ているのです。

世界的に近年のラグビーはディフェンス技術が高くなり、ワールドカップの決勝ともなると1トライすら見られないことがあります。

そこで、得点源として重要になってくるのが、ペナルティゴールです。

ラグビーは相手が反則を犯した場合、その地点からペナルティゴールなどの権利が得られます。これが成功すると3点になります。

ざっくりの数ではありますが1試合約10個はペナルティを取られます。

優秀なキッカーは「スーパーブーツ」と呼ばれ50mぐらいの距離でもペナルティゴールを成功させられます。しかも、成功率は80パーセント以上当たり前にあります。

ということはグランドの半分の距離で10個の半分のペナルティを取られ5回のペナルティゴールの権利を得られたとします。

そして、成功率80パーセントとしたら、4回成功することになります。

したがって4回成功×3点=12点です。

これをトライ(1トライは5点)で返すには3回トライを取らなくてはいけません。

ですから、このペナルティゴールが勝機をもたらすのです。

でも今日の試合は両チームにミスは少なからずあるものの、反則を犯さないのです。

ロースコアになるべくしてなった素晴らしく引き締まった試合でした。

マニアックに書きすぎましたが、東海大仰星、桐蔭学園両チームのフィフティーンに賛辞を贈りたいと思います。

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