昨日ブラジル・モンテアレグレ農園の在庫がなくなり、代役のブラジル・イエローブルボンの発売を開始しました。
早速色々なお客さんがお買い求め下さり２キロほど出ました。
先日店頭に並べる前の最終確認でサンプル焙煎し、テースティングしたのですがブラジル特有のナッティなフレーバーがあり、テイストもクリアでモンテアレグレ農園に違わぬ品質です。
ただ少々フルーティな酸味があり、このポイントがモンテアレグレとは大きな違いで良い個性なのですが、僕が求めているのはモンテアレグレのようなテイストなので、いつもの焙煎度ではなく少々強めに火を入れる事にしました。
焙煎度を強くするといっても２０秒程度煎り深めるだけなのですが、これで酸味を少し押さえることが出来ます。
僕は焙煎の面白さはここにあると思っています。
例え同じ豆を使っていても焙煎の仕方、焙煎士の考えで香味の表現が違います。
格好付けていうと指揮者のような感じです。同じ楽曲の譜面で奏でられているのに指揮者が違うと曲が違うものになります。
ただ、僕の焙煎の基本的な考えは「豆の個性を活かす」をモットーとしているので、今回扱っているイエローブルボンのフルーティさはすべては殺さないようにしています。
ぜひお試しください。
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