コメダ珈琲の凄さ

ネットのニュースを見ているとコメダ珈琲が取り上げられていました。

記事の内容を見るとスタバのない鳥取県に出店するそうです。

コメダ珈琲?僕の住む愛媛県の方は思う方が多いでしょう。

僕が初めてコメダ珈琲に出会ったのは、学生時代を名古屋で過ごしていた頃です。

名古屋生まれのコメダ珈琲は当時東海地方では知らない人はいないほど知名度の高いチェーン店でした。

ただまだ全国的な展開はしておらず、東海地方の雄といった感じでした。

それから僕は地元に帰り、僕自身が珈琲業界に入り業界の情報で「コメダが東京進出」、「コメダが大阪進出」と耳にする事が多くなりました。

全国的に躍進を続けていることも凄いことですが、何よりもメディアでよく取り上げられているのが提供しているスタイルです。

いわゆる酒類を扱わない飲み物、軽食を提供する”純喫茶”なのです。

この純喫茶スタイルは僕が生まれた1979年頃には事業者数も154,360店あったのが、2009年のデータでは半数の77,036店と減少の一途をたどっています。

プロ側の視点で書かせてもらうと、純喫茶は他の外食産業よりも利益率は高いです、ただお客様の滞在時間が長く回転率が悪く、ランチなどで集客を図り、そのために従業員、バイトを配備します。このあたりは他の外食産業と変わらないです。

ここまでは普通のように思いますよね?

ただ思い出して欲しいのは喫茶店で支払う額です。飲食して珈琲1杯、ケーキ1個食べたとします。

これでなかなか一人あたりの平均単価1500円なんてところはないと思います。ましてやモーニング、ランチタイムを外れると珈琲1杯のみのお客さんが多くなります。

居酒屋さん、レストランは回転率が悪いですけど単価が全然違いますよね。まず2000円で飲めたり食べたりなどなかなか出来ないはずです。

ここのあたりが純喫茶の弱点で、さらには僕の親の世代とは違い、若者の層が喫茶店に行かないのです。そのため純喫茶は減少していきました。

そんな中店舗数を増やしているのでコメダ珈琲は業界の雑誌でも取り上げられているのです。

実際僕も名古屋時代何度も利用しましたが、お子さんからご老人までの幅広い客層、平均単価を上げるための魅力的な商品が多いです。

凄いですね。コメダ珈琲。

実は当店は「喫茶店」といわれがちですが、専門的なことをいうと喫茶スペースもある自家焙煎の豆売り店という感じです。

なので物品販売の豆売りの売り上げが8割以上を占め、飲食の喫茶は2割程度といった感じでいつも低空飛行で運営出来ています。

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