タイ・メイ・ファー・ルアンの豆をテースティングしました。
現在中国の雲南省でコーヒー栽培が盛んになっていますが、アジアで注目されているのがタイです。
少し違和感がある方もいると思いますが、この豆はタイのソンワーン皇太后の出資によって設立された、メイ・ファー・ルアン財団が生産管理や販売を行っています。
非合法の麻薬の栽培地域として知られていた「ゴールデントライアングル」では治安が著しく悪化し、大量の森林伐採や焼畑などで森や水源が枯渇。貧困問題も深刻化していました。
そこでタイ王室はゴールデントライアングルでコーヒープロジェクトを打ち立てたのです。
タイコーヒーは何銘柄か試しましたが、王室プロジェクトコーヒーは初です。
テースティングするとナッティなフレーバーでコクも豊かで、ほのかに酸味も感じられます。
少々ボディは弱く感じますが、あまり欠点のない良質な豆です。
煎りを少し浅めに仕上げればもっと活かせることができそうです。