スペシャルティコーヒーに出会い8年が過ぎました。
まだまだ出会えていない豆も多いです。
ただ僕も数百種類の豆に出会い、自分なりの豆選びのポイントが出来てきました。
酸味、香り、甘味、ボディ、クリアなカップかどうかなど・・・。
僕の中で1つのポイントがあります。
それはある程度深い焙煎に耐え得る豆かどうかです。
実は今日もブルーマウンテンの農園限定の物をテースティングしました。
いままでおそらく20種類ぐらいはブルーマウンテン(農園限定)を試してきました。
そして今日テースティングした物は僕が味わったなかで一番の品質の良さでした。
ナッティでクリア。最後に口に広がる甘味は格別です。
ただブルーマウンテンの個性といってよいのか弱点といってよいのか分かりませんが、深煎りに耐えられる豆ではなく、深煎りにすると香味の個性が死んでしまう豆なのです。
高品質の豆はハイ、シティ、フルシティ、フレンチと焙煎度を深めていくといろいろな表情を出してきます。
ブルーマウンテンはもともと香味の個性が薄い豆です。
品質の高さが伝わりますが、やはり見合った価格ではありません。
ブルーマウンテンが知名度、ブランドの王様と君臨しているのは寂しいことです。
今はスペシャルティコーヒーの中では「パナマのボケテ地区のゲイシャ種」。これが揺るぎない高品質豆のブランドです。
まだまだスペシャルティの普及活動をしなければいけませんね。