コーヒーの品質は生豆で決まるということはいつも書いていますが、これは最重要ポイントであるからです。
そして、焙煎、抽出と拘りのポイントがあります。
今日は「ブレンド」について少し書きたいと思います。
ブレンドはもちろん数種類の豆を混ぜることですが、そこで重要になるのが「焙煎前」に混ぜるか、「焙煎後」に混ぜるかということがあります。
焙煎には「混合焙煎」と「単品焙煎」という用語があります。
これは主に豆をブレンドするうえで用いる用語です。
簡単に説明すると、「混合焙煎」は生豆の段階(焙煎前)でブレンドし焙煎処理を行うものです。
「単品焙煎」は言葉通り単品で煎りあげて、その後ブレンドするという手法を示します。
はっきりいって混合焙煎はただの手抜きです。
例えば3種類の豆を用いてブレンドを行う際、3種類の豆が一番おいしいと思われるポイントは3種類とも違うからです。それを同じ時間帯、焙煎度で煎りあげると、その豆が持つベストポイントをオーバーしたり、またベストポイント到達前に煎りあがってしまうからです。
また、混合焙煎は混ぜて煎るので1回で煎りあげられるから手間が省けます。
単品焙煎の場合、1つずつ煎りあげるため、例えば3種類の豆を使用したブレンドを作るためには3回焙煎機を回さなければいけません。これだけで3倍の手間が掛かります。
こういう話は表に出ることないため一般のお客さんは知ることはありません。
ただやはり手を抜く、手間を省けば省くほどクオリティは低くなります。
混ぜるというただの作業にもこだわりのポイントはあるのです。
最後に年明け1発目のコーヒー教室の日時が決まりました。
今度の講義内容は新企画です。
講義内容はこのブログで書いた「ブレンド」についてです。
詳細は後日こちらのブログに書きたいと思います。