コーヒーは焙煎を行うことであの豊潤な香りが生まれます。
そこで焙煎士の考えや技術が焙煎に集約されるのです。
同じ豆を煎ってもどの焙煎度で煎りあげるのか、また焙煎度においてもどのポイントで煎りあげるか、的確に煎りあげられるか。とても重要になります。
焙煎度は8段階で分けられています。
1・ライトロースト
2・シナモンロースト
3・ミディアムロースト
4・ハイロースト
5・シティロースト
6・フルシティロースト
7・フレンチロースト
8・イタリアンロースト
ライトからイタリアンに向かって深煎りになっていきます。
浅煎りは酸味が強く残り、深煎りは苦味が強くなります。また焙煎度によって香りも変わっていきます。
焙煎士は各々の考えでどの焙煎度が最適かを考えて煎りあげているのです。
ですから例えばモカイルガチェフを煎っても僕の場合シティで煎りあげても、違う焙煎士はフレンチで煎ったり、ハイローストで煎ったりと千差万別になるのです。
そして、焙煎機が違うと香味が違い、焙煎機が同じでも操作方法が違えばまた香味が違うのです。
ですから同じ豆を煎っても同じ味にはなることはありません。