私事ですが本日9日で32回目の誕生日を迎えました。
ありがたいことに家族が蕎麦懐石を予約してくれていて祝ってくれました。
お造り、鉢物、煮物、焼き物、そば寿司、鯛飯と色々出てきましたが、なかでも最後に出してもらった「とうじそば」は初めて食べ、印象深いものでした。
信州の郷土の伝統食であるとうじそばは、冠婚葬祭のご馳走として振る舞われ、今回僕の誕生日ということで出してもらいました。
食し方が面白くて、鰹出汁の熱々の鍋に鴨肉、キノコ、油揚げ、刻みネギを入れ、「とうじ籠」と呼ばれる籠に蕎麦を入れ、次いで鍋の中に入った熱々のそばつゆに籠ごと浸します。(この動作を方言で“とうじる”と言います)そして最後に、“とうじて”温まったそばを具と汁と一緒にいただきます。
もうお腹にこれ以上は入らないというぐらい食べてしまいました。
これから蕎麦は10月下旬に新蕎麦の時季になるのでとても楽しみですね。