パナマ・ラカルレイダ農園ゲイシャ種を飲んで頂いた数人の中のお客さんから反応を聞かせて頂きました。
「アロマの余韻が長く続く」
「自分で淹れたのが嘘みたいな品質」
と良いコメントを頂きました。
高価格(100g¥2,200)ではありましたが、満足度は高く感じて頂けたと思います。
僕自身コーヒーは嗜好品ではなく日常品と考えています。
ですから「コーヒーと価格」については缶コーヒーよりも気軽に飲める事が出来る値段が妥当だと思います。
ただお米も同じで5kg約¥1,000のディスカウント品もあれば5kg約¥7,000の物もあり選べる幅が違い、この違いこそ嗜好性の違いでしょう。
高い価値の豆にはまず手に入れる事が出来ない希少価値、他を圧倒する高品質(例・SCAAカッピングでスコア90点以上)である事は絶対です。
でもまだコーヒーには足りない物があります。
それは「ブランド価値の共有化」です。
先ほど例に挙げたお米なら、「新潟県魚沼産コシヒカリ天日干しがおいしい」
「そして、その品質はそれに見合った価格をしている」
この事実は日本人なら誰でも知っています。
でもコーヒーは「スペシャルティコーヒー」は勿論、「カップオブエクセレンス」、「ベストオブパナマ」などのワードの認知度は1%未満だと思います。
高品質コーヒーのスペシャルティコーヒー自体が10年ぐらいの歴史なので無理もないですが、コーヒー業界にいる僕としてはもっと広めていかなければと感じています。