ワインは本当に成熟した文化を持っているものだと思います。
僕自身単純にワインは好きですが、年間契約で取り寄せて飲んでいたぐらいで、まったく詳しくありません。
でもこの本を読んでいると特に栽培において農産物であるブドウとコーヒーは品質を語る上で同じことがいえる部分が多いです。
まだ僕はコーヒーの栽培について一通りざっくり勉強したぐらいで栽培と品質の関係は分かりませんし、栽培についての書籍もほとんどありません。
しかしワインの業界はそこが素晴らしく掘り下げられて研究されています。
少しだけ紹介させていただくとブドウの品種についての項で、ブドウの木の年齢と品質について書かれていて、ブドウはワインを作れるブドウの実をつけるまで3年かかるとの事です(コーヒーの木も同じ3年です)。
そしてここから先が品質において重要でブドウの木が実をつけるようになった3年後以降樹齢を経て根が土の下深く向かって伸び広がり、それにつれてワインの質は着実に良くなる。『ワインテースティング』P18より抜粋
なるほどなぁ!僕の浅いコーヒーの知識の中には「品質と樹齢」というキーワードはありませんでした。
確かに毎年、気候条件などで豆の品質は違いますが、樹齢の影響もそれらの条件の1つなのでしょう。
1つ勉強になりました。
ちなみにコーヒーの木は3年で実をつけ、その後20年目ぐらいまで収穫され植え替えられます(50年ぐらいは収穫できますが収穫量が減るため)。