コーヒー屋になったきっかけ

お客さんからよくいただく質問に「なぜコーヒー屋さんになったのですか?」と聞かれます。

おそらくこのブログにはその答えになるような事は書いていると思いますが、勝手ながら書かせていただきます。

ですが単純で申し訳ないのですが、「好きだから」です。

僕がコーヒーを飲みだしたのは中学生の時、永ちゃんこと矢沢永吉さんが好きで、永ちゃんがサントリーの缶コーヒーのBOSSのCMに使われていてコーヒーが好きでもないのに、あまりにもカッコイイので少し背伸びしてBOSSを飲み始めたのが始まりです。

そして、20歳頃からは缶コーヒーを飲むことは止めて、自家焙煎店めぐりにはまりコーヒーの魅力に憑かれました。

そこでコーヒー豆は鮮度が重要なことに気づき、また自家焙煎店によって焙煎が違い、それによって香味が変わることを学びました。

でもそこまでは一般の方と変わらない楽しみ方だったのですが、コーヒーを知れば知るほど、「もっとおいしいコーヒーが飲みたい」という欲求はどんどん膨らんでいきました。

そしていつも通っていた自家焙煎店(そちらのお店もスペシャルティの専門店でした)店主さんから豆の情報などを教えてもらっていた中で「自分で焙煎してみたら」とすすめてもらい、手網による自家焙煎を始めました。

そして自家焙煎していると、とにかくいろいろな豆に出会いたくなり生豆の業者さんとやりとりをする中で「スペシャルティコーヒーという高品質な豆がある」というものを教えてもらい、世界的にもここ日本でも多く流通しているスタンダード品とスペシャルティランクはどれだけ違うものかと興味を持ち、スペシャルティと、スタンダードをもう1度しっかりテースティングをしました。

テースティングをすると、「今までおいしいと飲んでいたコーヒーは何だったのか」と強く感じコーヒーの価値観ががらりと変えられ、スペシャルティコーヒーの魅力に引き込まれていきました。

また、スペシャルティコーヒーのランク分けが2000年以降に整備されてきたというまだ浅い歴史を知り、僕自身がその魅力とおいしさを伝えていきたいと思いました。

現在はコーヒー教室で主にその魅力については、実際に飲み比べてもらったりして理解してもらうように務めています。ちなみに今度のコーヒー教室は2月6日に決まりました。これについてはまた後日詳細を書きます。

現在僕の印象では「スペシャルティコーヒー」という言葉を知っている方は1%ぐらいではないかと思います。「松坂牛はうまい!」といったように沢山の人たちが当たり前のように飛び交う言葉にしなければならないと思っております。

長く書いてしまいましたが、スペシャルティコーヒー馬鹿でした。

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