我が広島カープのエース前田健太投手がセリーグでは6年ぶりの沢村賞を獲得しました。
先発投手にとっては最も名誉ある賞で、実に広島では前18番を着ていた佐々岡真司投手以来19年ぶりの快挙です。
沢村賞はいわずとしれた伝説の名投手沢村栄治氏を称えて設定された賞です。
この沢村栄治氏という方は野球を語るうえで欠かすことの出来ない投手で、僕自身文献や映像を通し、また人に聞いてその豪腕ぶりには驚かされました。
いつかは忘れましたがNHKで日本野球史上最も剛速球を投げたのは誰なのか?という企画ではその当時スピードガンが無かったため正しい数字が出せないのですが、残った映像からリリースからミットに届くまでの時間を計測し球速を割り出してみると160km/hを出していました。
ちなみにその企画で同じ方法で剛速球左腕の金田正一投手のスピードを割り出してみると158km/hでした。
また僕の友人の親父さんが自衛隊なのですが、そこで実際に戦地に行かれた方の講習があるそうですが、その中で沢村氏の伝説を語られていたそうです。
沢村氏はその豪腕で手榴弾を90m近く投げた。というのです。
ピンとこないかもしれませんが、60mを投げることが出来れば強肩だといわれているなかでのその数字なのです。
ですがその手榴弾投げにより肩を壊し、戦地から帰って来たときには上手投げが横手投げになったそうです。
そして3度目の召集で東シナ海で戦死。27歳没。
この偉大なる大投手の名を冠した賞を獲得したマエケン。もっともっと飛躍してほしいです。