お客さんからいただく質問で「どこで修行したの?」「師匠は誰?」と聞かれます。
僕の答えは独学です。
焙煎士になるには主に
1.師匠・お店に入る
2.セミナーを受講する
3.独学
の3つです。特に資格は要りません。
僭越ながら僕自身の経験から焙煎士をめざすきっかけ、師匠(系列店)に入る、セミナーについて感じた事を書きたいと思います。
僕の焙煎歴は今年で5年目です。まだまだ青二才です。
まず僕が焙煎を始めるきっかけは「おいしいコーヒー」が飲みたいという純粋な想いからでした。
インスタント、缶コーヒーと中学生の時代から飲み始めるようになり、20歳の時学生時代に住んだ名古屋の自家焙煎店に通うようになり、コーヒーは焙煎・鮮度が重要だということを知りました。
そして、喫茶店、レストラン、カフェ等の飲食店で出されているコーヒーが粉に挽いたまま常温保存され、抽出方法が不適切、何時間もコーヒーメーカーで保存といったものが多く、実にコーヒー本来のおいしさとはほど遠いものが多いのに気づきました。
今現在もそうですが、それ以来僕は信頼できるお店以外ではコーヒーを注文しなくなりました。
学生時代が終わり新居浜に帰ってきていきつけの自家焙煎店も出来て、そこの店主さんと仲良くなり、より詳しくコーヒーの情報を頂いている中で、生豆を譲っていただき家庭で出来る手網焙煎を教えていただきました。
こうして手網焙煎を始め、生豆の業者を知り直接取り寄せるようになりました。そこがスペシャルティコーヒーを豊富扱う業者で、そこの社長さんに「そもそもスペシャルティコーヒーって何?」というところから教えてもらい、スペシャルティコーヒーについて深く勉強するきっかけとなりました。
そして素材をしっかり選ぶ重要性を知りました。
もうこの頃には自分の飲むコーヒーは自分で焙煎するという習慣ができてました。
幸い僕の家には来客が多く、僕の煎ったコーヒーを飲んでいただく機会に恵まれ、「おいしいから分けて」という声をいただくようになり、とても感動し、その経験がお店を始める動機となりました。
まだまだ書いていきたいですが少々長くなりそうなので明日に続きを書きたいと思います。
明日からは独学焙煎、師匠(系列店)に入る、セミナーのそれぞれについて書きます。