さんざんこのブログではおいしいコーヒーの条件について書いてきましたが、まだまだこの質問を受けることがあるので改めて書きたいと思います。
おいしいコーヒーの条件は「素材」「焙煎」「抽出」の3つに尽きます。
1・素材
これは僕の仕事が大幅を占めます。まずは生豆(スペシャルティ限定)をテースティングし納得のいくものだけを選んでいます。生豆の品質は品種、産地、農園、精製方法これらで決まります。
そのためこれらのすべてがはっきり分かるスペシャルティコーヒーしか当店では扱っていません。
焙煎豆の鮮度を気にしてください。目安として良い物はお湯を注ぐとよく膨らみます。購入するときは豆がおすすめです。豆で買い、保存しておくことで断然香りが違います。
素材を賢く保存してください。冷凍庫で保存する事で劣化スピードを遅くする事が出来て香りが長持ちします。
2・焙煎
これも僕の仕事です。
せっかく生豆の良いものを使っていても活かすも殺すも、焙煎士の技術、考え方で香味は変わります。
ここで大きいポイントは自分の好みの味かどうかが1番です。積極的にいろいろなお店の豆を買って飲んでみるのが1番です。
僕自身も未だにいろいろなお店の豆を買って刺激をもらっています。
3・抽出
これはお客さんにお任せする作業です。
いつもコーヒー教室をすると感じますが、基本を抑えて正しい抽出をされている方は少ないのものです。
抽出には粉の粒度、抽出温度、抽出速度、さまざまな器具、これらの違いで抽出されるコーヒー液の成分は違ってきます。
「素材」「焙煎」「抽出」どれもおいしいコーヒーに欠かす事の出来ないものです。
なお今日ブログで書いた素材、焙煎、淹れ方のノウハウは今度10月10日(日)に行なうコーヒー教室で細かく講義しますので、興味がある方は受講してください。