今日ネットのニュースを読んでいると、渡邉泰憲氏(35歳)が列車に撥ねられ死去したとの悲報を知りました。
渡邉泰憲氏をよくご存知じゃない方も多いと思いますので、少しばかりですが紹介させていただきます。
渡邉泰憲氏はラグビー界ではいわずと知れたラガーマンでした。
192cm、104kgの恵まれた体格。ポジションはフランカー(FL)で僕の記憶だとブラインドフランカーが多かったと思います。
そして、大学4年時にラグビーワールドカップ日本代表に初選出、以降3大会連続出場と輝かしい実績のある選手でした。
またなんといっても渡邉氏が現役時代のプレースタイルがとても印象的でした。
フランカーはディフェンス、アタックの時真っ先に相手にぶつかりに行き、その一発目が良いか悪いかでプレーの流れを占める大事なポジションです。
僕もラガーマンの端くれだったのですが、ファーストコンクトの恐怖心はとてつもないプレッシャーとなることを知っています。
常人のメンタリティでは勤まるポジションではありません。
ですが、渡邉選手は誰よりも先にファーストコンタクトに突っ込んでいき、苦しいプレーに1番最初に絡む、心の強いプレイヤーでした。
そのプレーを見ていてラガーマンとしていつも「このような人になれたら・・・。」と崇めていました。
2年前に現役を引退し第2の人生を歩みだした矢先の出来事でした。
本当に残念でなりません。