今日は昨日に引き続いて「ブレンドを作るうえでの方向性について」書いていきたいと思います。
僕のブレンドを作り上げていく工程を書きたいと思います。
まずは大切なのは想像することです。
どういうブレンドを作りたいかの決めていきます。
ここではざっくりとしたもので、「コク系」、「さっぱり系」といった感じです。
それから豆の個性を思い浮かべながらベースになる豆を決定し、豆と豆の相性、隠し味に使う豆を決めていきます。
そして、何種類、何の豆を使うかを決めて香味がぼやけないようにそれぞれの豆の配合比率を何度も繰り返し試していき、ベストな配合を見つけます。
ベストな配合でないと豆の個性を殺してしまい、本当に個性の無い味になります。
ここから何杯も配合を変えてはテースティングする作業を根気強くするのみです。
これが僕のブレンドを創り上げるまでの工程です。
ちなみに僕の創ったブレンドの方向性を書きます。
極みブレンド・・・酸味、コク、香り、甘味のバランスを考えて創りました。
和みブレンド・・・モカフレーバーを最大限に活かし、さっぱりした味わいに仕上げました。
巧みブレンド・・・とても強いボディ、コクを味わえるように創りました。
煌きブレンド・・・コーヒーのきれいな酸味を味わえるように、フルーティに仕上げました。
質問ですが、その店で作った「ブレンド」を飲むと、その店のコーヒーの味が楽しめるということになるのでしょうか!
もしそうだとしたら、初めて行く喫茶店では、その店お勧めのブレンドを飲むといいですね!
感謝さんコメントありがとうございます。
ブレンドはそのお店の味というのはあながち間違っていませんが、スペシャルティコーヒーの場合は豆選びからブラジルの豆だけでも何十種類の中から選んでいます。これだけでも他店と一緒な豆を扱うケースは少ないのです。
さらに焙煎機の種類、焙煎方法でまた香味が変わります。
僕の場合いろいろなお店の豆を研究させていただくのですが、主に見ているポイントはそのお店のご主人がどれだけ情熱をかけているのか、また、僕の発想には無かった香味の創り方などを勉強させていただいています。