この間のコーヒー教室でみなさまにアンケートをいただいた中で多かったのが「ブレンド」についてです。
ブレンドのことについてはこのブログでも書いていますが、ブレンドの意図について書きたいと思います。
ブレンドにはいろいろな意図があります。
まず、これまでの低品質な豆(スタンダード)のブレンドの主な意図は
1.足りない味の調整
2.コストダウン
主にこれらが挙げられ、いわば欠点を補うためのものです。特の2番にコストダウンはブルーマウンテンのような高級な豆と混ぜて「ブルーマウンテンブレンド」と名前を付けてある程度の価格で売ると売りやすくなります。
しかしこの「ブルーマウンテンブレンド」と名乗るには規定があり、生豆の状態でその名前の銘柄を30%以上配合されていないと名乗ることは出来ません。
でも逆にいえば30%混ぜていれば良いのです。こうすることで大幅にコストダウンが出来、「ブルーマウンテン」というブランドを名乗ることが出来て、消費者に売りやすくなります。
ですが、高品質の豆(スペシャルティコーヒー)のブレンドの意図は違ってきます。
新しい香味の創造
これにつきます。
スペシャルティコーヒーの場合、1つの銘柄にいろりろな味が複雑に含まれているため、単一品種で充分に香味が楽しむことが出来ます。
ではなぜブレンドをするのでしょうか?
それは既存の豆では無い香味を創りあげていくためです。
だいたいブレンドの意図としてはこういう感じです。
明日は「ブレンドを作るうえでの方向性」を書きたいと思います。