テースティング


昨日ブログに書いたグアテマラ プラン・デル・グアヤボ農園を焙煎し、テースティングを行いました。

そこでテースティング結果を書きたいと思います。

甘味は強く感じられ、酸味はとても上質なものがある。

香りはとても華やかなユリのような香り

全体的に爽やかで軽やか。きれいな酸味がとても評価できる。

非常に良い豆です。

また何点かグアテマラの豆のサンプルを頂いているので、後日そちらについてテースティング結果を書きたいと思います。

品種の違い


今日数点サンプルで頂いた内のグアテマラ プラン・デル・グアヤボ農園 パカマラ種です。なんといってもこのパカマラ種はとても粒が大きいのが特徴です。


見ていただくとかなり大きさが違います。

スペシャルティコーヒーならではの品種による違いですが、この上の画像は
同じグアテマラの豆です。残念ながら同農園の品種違いではないですが。

(ちょっと難しそうな事を書いていると思われるかもしれませんが、米農家でいうとコシヒカリとあきたこまちの違いのようなものです。)

品種が左はブルボン種で右はパカマラ種です。

パカマラ種のもので味についてはまだ納得のいく物に出会っておらず、当店では扱っておりません。

なのでとても楽しみです。焙煎しテースティングをしてから結果をこのブログに書きたいと思います。

ドンゴロス?

今日は少しコーヒー豆が入っている麻袋について書きます。

コーヒー豆はなぜ麻の袋に入れられているのでしょう?

それは麻の袋は通気性が良く豆が呼吸する事が出来、そして耐久性に優れているからです。

そしてこの麻袋は国によって入れる量が違うものの60キロ〜70キロほど詰められています。これを現地の人はスイスイと人力で運ぶのです。(一般男性にはきつい)

そしてこの麻袋にはいろいろな情報が書き込まれています。

生産国、豆の等級、精製方法、粒の大きさ、買い付けた業者、農園(スペシャルティのみ)、品種(スペシャルティのみ)などが記載されています。

また麻の袋といっても生産国で織り方、素材が違い、デザインもさまざまでとてもきれいな物です。

呼び方も各国違い、日本は「アサブクロ」、「マタイ」、世界的には「ドンゴロス」(ヒンディー語の麻袋)、「ジュートバック」(英語の麻袋)、「サッコ」(ポルトガル語で袋)などと呼ばれています。

ちなみに当店では豆をお買上いただいたお客さんに無料で提供しています。

興味のある方はお問い合わせください。

絵画


今日はお客さんから県展のチケットを頂いたので絵画などを見に新居浜市立郷土美術館に行ってきました。

当店の豆を利用していただいているお客さんの数人が出展しているのでとても楽しみにしていました。

僕は絵画についてはまったく分かりません。

ただお店に来ていただいているお客さんの中に画商さんが居られていつも来店の際に見せてもらうのですが、その版画が同じ号数で100万円以上するものや300万円するそうです。

値段を聞かず見ていてぜんぜん技術的なことは分かりませんが、良い絵はとても惹きこまれる魅力を持っていることは分かりました。

そしていざ見に行ってきましたが、絵のタッチ、表現、見る視線どれを見ても面白いもので人によってこれほどまで違うのかと。

おそらく書かれる方の性格も出るでしょう。僕は見ていて1番感じました。
大胆なタッチ、色使い、線の引き方。繊細なタッチ、色使い、線の引き方。

皆さん違うのです。

僕は絵が得意ではないのですが、「僕が描くとどうなるのだろう」と興味が沸きました。

ちなみに当店のドリップバッグのイラストは僕自身がデザインし書きました。興味のある方は見てください。

マンデリンという豆


「マンデリン」・・・。コーヒー好きの方なら一度は聞いたことのある豆の銘柄だと思います。

今日は少しマンデリンについて掘り下げて書いてみたいと思います。

マンデリンはインドネシアの豆ですが、インドネシアのコーヒー栽培はロブスタ種ばかりですが、スマトラ島を中心に生産される豆で希少価値の高いアラビカ種です。

当店はスペシャルティランクのものだけを扱っているのですが、スタンダードのG-1規格のものは価格はとても安いですが雑味が多く香りの乏しい豆です。

そして欠点豆がとても多くすべてを取り除こうとすると全体の20%ほど捨てなくてはなりません。

マンデリンはケニア同様香りの強さがある豆なのでブレンドにとても重宝します。当店でも配合する割合は違いますが、極み、巧み、アイス、エスプレッソに使用しています。

ですがこのマンデリンはとても選ぶのが難しい豆です。

スペシャルティの中でも「これ」といったものに出会うのが稀で、今のスーパーマンデリンには納得していますが、他に15種類以上は試しましたが納得いくものは2つぐらいでした。

そして新しい銘柄が入った際は、サンプルを取り寄せテースティングを行っています。

まあ反対にいえばテースティングをしていて1番楽しみの豆でもあるわけです。

ぜひ1度みなさんも「マンデリン」にこだわって飲んでみてください。

そうすれば、スタンダードランクとスペシャルティランクの香味の違い、また同じマンデリンのなかでもこんなに違うものかと思われるかもしれません。

雪平鍋


この間、食べに行った秀の大将に教えてもらったのですが、「魚の煮付けをうまくしたいならまず鍋の大きさを魚にあわせたらいいよ」と教えてもらいました。

そしてこの鍋を紹介してもらいました。

これはプロ使用のものです。

よく売られている一般品とは違い、打ち出された凸凹の数が違い熱伝導が良く、アルミの材質、層の厚さが違います。

日本料理には欠かせない鍋で炒め、煮物、汁物、ソースにと用途も幅広い鍋です。

ちなみに「雪平鍋」の語源はいくつかあるらしいですが、1つはこの独特な打ち出しの模様が雪のようであるためです。

ブルーマウンテンという豆

コーヒーを飲む方、飲まない方でも「ブルーマウンテン」の名は一度は聞いたことのあるコーヒーの銘柄です。

僕もコーヒーの魅力に憑かれた者として、何度も飲み、焙煎したこともあります。

ですが、うちのお店では扱っていません。

以前このブログでブルーマウンテンのことについては少々書きました。

本当にこの「ブルーマウンテン神話」はまだ根強く残っており、当店に「ブルーマウンテンはありますか?」と問い合わせしていただくお客様もいらっしゃいます。

いろいろ書くつもりはありませんが、

「価格の高さ=おいしいコーヒー」

「ブルーマウンテンが最高のコーヒーで他のコーヒーはコーヒーではない」

という考えはコーヒーの仕事に携わる者として少し寂しい気がします。

確かに当店の扱っているスペシャルティーコーヒー豆は価格が高くスタンダードランクとは値段と香味がだいぶと違います。

ですがブルーマウンテンのような100g1500円(平均的な価格)で買った豆が100g500円で買った豆より3倍おいしいなんて事はありません。

ブルーマウンテン愛飲者の方には、ぜひ1度はいろいろな豆を一通り試してみて欲しいものです。

好評です!ブラジルモンテアレグレ農園


10月の後半頃入荷し、売り出してまだ1月たっていませんが前回入荷していたものがなくなり新しいロットが届きました。

以前扱っていたボンジャルディン農園よりも濃厚かつ滑らかな舌触りで甘味を強く感じられる豆です。

おかげさまで好評です。

ぜひ1度お試しを。

気温の変化と焙煎

前日までとても雨が降り、今日は全体的に曇りがちの1日で、気温もぐっと低くなり肌寒い感じでした。

これから一層冬に向けて寒くなるのでしょう。

そして気温が低くなるにつれて焙煎にも影響があります。

それは外気温が低くなると、釜の熱保有が悪くなり温度上昇率が低くなるのです。

温度上昇率が低くなると豆に熱が思うように伝わらず時間が長くなり、結果香りの抜けた印象の薄い味になります。

そこでいつもこの時期の対処として使っているのが「ドア」です。

僕の店では焙煎室はしっかりドアで区切ってあり、部屋を密閉できるようにしています。こうすると余計な外気温が流れてくるのを遮断する事ができて焙煎室の温度が保たれます。

ですからこの時期でも焙煎室は30度近くまであり、数種類焙煎を行うとほんのり汗がにじみでてきます。

焙煎を行っていくうえで長年の経験を必要とするのは、季節によって気温や湿度が変わるのでそれに応じて適した焙煎を行う必要があるからです。

まだまだ焙煎の道は長い・・・。

すごいね工藤選手!

横浜ベイスターズを戦力外通告された工藤選手(46)を西武が獲得することになったようですね。

現役29年目の工藤選手は僕が物心付く前から活躍していた選手です。

来年の5月には自身の背番号と同じ年齢になるから凄いことです。

ただでさえ残っていくのが難しいプロ野球の世界で、あれだけのパフォーマンスを保っていくのは並大抵ではありません。

また、工藤選手は横浜意外の3球団で優勝を経験し「優勝請負人」と呼ばれる実績の持ち主だから西武もオファーをしたのでしょう。

今年のドラフトで大注目の左腕の菊池選手を育てていく上でも同じ左腕の工藤選手は欠かせないでしょね。

このまま活躍してプロ野球の最年長出場記録の48歳10ヶ月を持つ阪急の浜崎真二選手を抜いて欲しいです。