気温の変化と焙煎

前日までとても雨が降り、今日は全体的に曇りがちの1日で、気温もぐっと低くなり肌寒い感じでした。

これから一層冬に向けて寒くなるのでしょう。

そして気温が低くなるにつれて焙煎にも影響があります。

それは外気温が低くなると、釜の熱保有が悪くなり温度上昇率が低くなるのです。

温度上昇率が低くなると豆に熱が思うように伝わらず時間が長くなり、結果香りの抜けた印象の薄い味になります。

そこでいつもこの時期の対処として使っているのが「ドア」です。

僕の店では焙煎室はしっかりドアで区切ってあり、部屋を密閉できるようにしています。こうすると余計な外気温が流れてくるのを遮断する事ができて焙煎室の温度が保たれます。

ですからこの時期でも焙煎室は30度近くまであり、数種類焙煎を行うとほんのり汗がにじみでてきます。

焙煎を行っていくうえで長年の経験を必要とするのは、季節によって気温や湿度が変わるのでそれに応じて適した焙煎を行う必要があるからです。

まだまだ焙煎の道は長い・・・。

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