時折お客さんから「マンデリンを頼む人はコーヒー通って聞いたことがあるんだけど本当?」や「深煎りのコーヒーが良いって聞いたけど」など、いわば「コーヒー通とは?」みたいな質問をされることがあります。
この問いに対して答えではないですけど、僕個人の意見を書かせてもらいます。
僕の意見は「自分の好きなコーヒーの味を見つけている人」だと考えています。
これはいろいろなコーヒーの味の幅を知っている、そして知ろうと意欲を持っているという事です。
どこの国のコーヒーがおいしいというのは味の好みの要素が強いです。
そして焙煎度はあくまで焙煎する者がその豆をどう表現するということでこれもおいしいという基準にはなりません。また、焙煎が浅いと酸味が多くさっぱりして、焙煎が深いと苦味が強くコクがあるというのは常識とされていますが、豆によっては酸味を活かすため深く煎る事もあります。
実際に当店では酸味を活かして焙煎しているエメラルドマウンテンとケニアルイスグラシアがありますが、エメラルドマウンテンはハイローストという中煎り程度ですが、ケニアルイスグラシアはフレンチローストという深煎りまで煎っています。
そして値段の高い豆=おいしい豆でもありません。これはその地域の生産状況がさまざまなため判断材料になりません。
まだあった事はないですが、アフリカ系の国の豆をたくさん知っている方はとても幅を持っていると思います。アフリカ系の国はとても個性豊かな豆が多いので。