ここ何日間ほど、焙煎者として感じる季節の変わり目が訪れました。
だいぶ火の通りが変わってきました。これが来ると季節が変わってきてるなって実感します。またこの時期少しづつ釜温、火の強さの設定を微調整しながらベストな状態を探っていきます。
少し裏話をさせてもらいます。極稀にお客様から「いつも同じ味ですか?」と聞かれる事があります。僕は自分の煎った豆に嘘はつきたくないので「違います。」と答えます。
もちろんこれは僕の腕がまだまだ未熟だと思いますが、まずいつも同じ味にすることがとても困難だからです。
大まかな理由として
1・環境の変化が生豆に与える変化(気温、湿度など)
2・環境の変化が焙煎機に与える変化(特に直火釜は影響を受けやすい)
3・焙煎豆の劣化によるもの
4・抽出の違い(抽出方法など)
が挙げられます。
この味の違いも一年を通してコーヒーを楽しんでみてはいかかがでしょうか?