今日はお店は休みでしたが新しいブレンドを作るための研究をしていました。
「ブレンド」という一つのカテゴリーですが、皆さんはこの「ブレンド」=「コーヒー」を不思議に思った事はありませんか?もしこれをお米に置き換えると違和感があると思います。(こだわったお店ではお米をブレンドしている場合がありますが)
「ブレンドでそのコーヒー屋さんの実力がわかる」といわれます。僕個人の意見ですが、これは正解であり、不正解でもあります。
ちょっと難しい話になるのですが、当店で扱っているスペシャルティコーヒーのブレンドと現在流通量の最も多いスタンダードコーヒーのブレンドは性質が異なり出発点が違います。(後者を否定するわけではないので悪しからず)
簡単に説明しますと当店の豆はいろいろな個性があり、ブレンドすることによって1から2、3を作っていくのですが、スタンダードの豆を使ったブレンドでは1を作るようなイメージです。
ですから2000年以降流通しているスペシャルティコーヒーと昔からあるスタンダードと同じ土俵で議論できないのです。
もちろんどちらもしっかり味を構成するために努力しなくてはいけないのですが、スペシャルティコーヒー専門でやっている当店ではブラジルの豆を選出するだけでも約40種類ほどテースティングを行った上で納得したものだけを扱っています。
ですからストレート、ブレンド問わずいろいろお試しいただいて楽しんでもらいたいです。